2020年03月08日 18:32

アドラーは言った「世界は信じがたいほどシンプルだ」と。

昨日3/7の明け方のニューヨーク市場は、セリクラの末、VIXが50までいきました。
投げが投げを呼ぶような市場では、VIXもオプションも強く反応するのです。
2/28の日経暴落の初動でも同じような状況でした。
一方、3/7明け方の日経オプションのプットは市場参加者がいないためか
売りで踏み上げられた方々は2/28でいなくなったからなのか、
ほんとんど反応していませんでした。
当たり前ですが、ボラは市場心理なのです。

良く、今後の相場がどうなる、売り方、買い方などという言葉が使われます。
また、過去はどうだったということも言われます。
しかし、心理学者アドラーが言うには、
「過去は変わらない。未来はまだ来ていない。」
つまり「今、ここ」しかないのです。
我々トレーダーは「今この瞬間をどうトレードするか?」しかありません。

ボラ売買派は、ボラを読みボラ売買に徹します。
全体のボラの上下を読む場合と、
限月間のサヤを読む、中と外のサヤを読む場合があります。

満期損益線派は、満期損益線を意識します。
この一派の欠点は、ガンマ・ベガショートです。
ボラジャンプするような相場では、
満期線に到達する前に、ガンマとベガの両方でやられます。
証拠金がショートする場合もあるでしょう。

オプション取引をうまくやるためには、ボラ売買しかないのです。
「この世界は信じがたいほどシンプルです」
盛ったボラは剝げ、剝げたボラは盛ります。
SQでアウトした買いオプションは消えますが、どこがSQ値かは誰にもわかりません。
その過程は色々ありますが、それだけです。
流動性の低い日経VIはアレですが、VIX先物など見ていると、本当にそれだけなのです。




2008年のリーマンショック前から、個人オプション取引がさかんになっていました。
1証券会社のOP売り枚数200枚の時代です。

ボラの盛りと剥げを読み、
盛ったときは、
・ショートストラドル、ショートストラングルで売る。※あくまで短期
・幅の広~い1:-2レシオで売る。※こちらはSQまでも意識
・期近盛りをカレンダー系スプレッドで売る。
・さらなる盛りを読み、ベガフラを保つ。

剥げたときは、
・LSで次の変動と盛りに備える。
・利確後のバックならセータフラット~ベガフラットに操作する。
など。

ボラの読みと、ベガとガンマのコントロールがすべて、なのです!
このためにボラがシミュレーションできるツールは必須です!
もちろん、IVは個別なので、完璧にシミュレーションはできませんが、
損益のブレ範囲を予測することはできます。




2020年03月07日 17:02

CFD等によるVIX先物ですが、今回の相場の経験を書きます。
・これまでのVIX先物の高値は40でした。※VIX50のとき。


①買いから入ること
②売りから入って、それでも売りたい場合はとりあえず両建てにすること
・証拠金減らしと、SQ時の調整金対策として
 特に今回のようにSQを過ぎても下落が見込める場合

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